なぜ、痛みがあるのに走り続けると悪化するんだろう？

なぜ、痛みがあるのに走り続けると逆に悪化するんだろう？

マラソンやジョギングをしていて膝に痛みを感じたとき、「でも、もう少しでゴールだから」「いつものことだし」と無理して走り続けていませんか？その結果、痛みがどんどん強くなり、翌日には階段の上り下りすらつらくなることも…。

実はこれは、体が出している「これ以上負荷をかけないで」というサインを無視してしまっている状態です。

関節や筋肉、靭帯に炎症が起きているとき、体は痛みを使って「守る反応」をしています。それでも走り続けると、組織への微細な損傷がさらに広がり、結果として炎症が慢性化してしまうのです。

とくに注意が必要なのは、“我慢できる程度の痛み”が一番危ないという点。軽い違和感があるのに放置すると、知らず知らずのうちに無理な compensatory movement（代償動作）をとり始め、膝以外の部位にも負担が波及します。

さらに、炎症が広がると関節内に水がたまる（関節水腫）ことがあり、これが膝の動きを制限し、より痛みを強く感じる悪循環に陥ります。

膝の痛みは、「ちょっとした炎症の警告」であることが多いのです。そこを無理して走り続けると、回復までにかかる時間が倍以上になってしまうケースも珍しくありません。

M.A.K.鍼灸整骨院の対応方針

当院では、痛みを“ただのサイン”として見逃さず、「悪化の予兆」かどうかを判断する精密なチェックを行っています。

• ・関節の腫れや圧痛、熱感の確認
• ・屈伸テスト・荷重テストによる動作分析
• 筋肉・筋膜の緊張バランスの評価
• ・ランニングフォームの映像分析（希望者）
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急性炎症が疑われる場合は、鍼灸で炎症の抑制と循環改善を図りながら、走れる体に戻す段階的リハビリを設計します。

無理をさせず、でも「走る楽しさを失わせない」——
それが、マラソンを続けたい方への私たちの誓いです。