慢性関節リウマチの方のための、負担を軽減しながら日常を快適に過ごせるサポートをご提供します。

私たちの体には、細菌やウイルスから身を守るための免疫（めんえき）という仕組みがあります。

でも、リウマチになると、この免疫が間違えて自分の体を攻撃してしまうことがあります。

特に、関節と呼ばれる骨と骨がつながっている部分が攻撃されることが多く、痛みや腫れが起こります。

関節は体を曲げたり伸ばしたりする大切な場所なので、リウマチが進行すると体を動かしにくくなることもあります。

1.関節の痛みや腫れ：特に手や足の指、ひざなどの関節が痛くなったり腫れたりします。

2.朝、手がこわばる：朝起きたときに手や指が思うように動かせないことがあります。これを朝のこわばりと言います。

3.関節が熱を持つ：炎症が起きると、関節が赤くなり、触ると熱く感じることもあります。疲れやすくなる：体が炎症と戦っているため、だるさや疲れやすさを感じることがあります。

4.関節が変形することも：進行すると、関節が変形してしまうこともあります。

1.免疫の異常：免疫が誤作動を起こし、自分の体を攻撃してしまうことが主な原因です。

2.遺伝：家族にリウマチの人がいると、少しだけリウマチになりやすくなることがあります。

3.環境：タバコやストレス、不規則な生活などが関係していることもあります。

リウマチは、30〜50歳くらいの人に多く見られますが、子どもや高齢者がなることもあります。また、女性の方が男性よりもリウマチになりやすいことが知られています。

1.問診（もんしん）：症状や痛みの場所、いつから症状が出ているかなどを詳しく聞きます。

2.血液検査：リウマチになると特有の抗体が体の中に現れることがあるので、血液を調べて確認します。

3.レントゲンや超音波検査：関節の状態を詳しく見るために、レントゲンや超音波を使うこともあります。

① 薬による治療 抗リウマチ薬：免疫の異常を抑えて、関節の炎症を防ぎます。消炎鎮痛剤：痛みや腫れを和らげるための薬です。ステロイド：炎症を強力に抑える効果があります。

② リハビリ 関節を守る運動：痛みが少ないときに、関節をやわらかく保つための運動をします。ストレッチ：無理のない範囲で筋肉を伸ばし、関節の動きを良くします。

③ 生活の工夫 温める：お風呂に入ったり、温湿布を使ったりすると、痛みが和らぐことがあります。関節を休める：無理をせず、適度に休むことも大切です。補助具の活用：手や指を守るために、関節用のサポーターを使うこともあります。

④当院での鍼治療：まずは炎症を抑えるツボを使い電気鍼を３０分かけていきます。繰り返しの施術で、全身の炎症が収まってききます。 その後気になる部位にも鍼施術をしていく。

1.重いものを持つのを手伝う：関節が痛いときは、重い物を持つのが難しいことがあります。

2.無理をしないように声をかける：痛みがある日は無理をせず、ゆっくり休むことが大切です。

3.話を聞いてあげる：痛みや不安を感じているときは、話を聞いて共感してあげることが心の支えになります。